ペットショップでうさぎさんを見かけた時にがよく食べているペレット。ペットフードのような形で犬猫では主食になりますよね。「ペレットって毎日与えていいの?」「適正量とかあるのかな?」などの素朴な疑問を解説いたします。
実はペレットは主食ではなく補助食品であること、与えすぎは健康に良くないこと、正しい知識を理解して、病気や肥満を未然に防ぎましょう。たかがペレットの話ですが、うさぎさんの命に関わることをわかりやすく説明します。
この記事でわかること
ペレットは補助食品、主食は牧草
与えすぎは病気のリスクになる
原材料・量・バランスが大切
牧草を食べるための工夫も理解
うさぎのペレットとは?

ペレットの役割
結論から話しますが、ペレットは補助食品で主食ではありません。もう一度言います。「主食」ではなく「補助食品」です。
犬猫の主食であるペットフードに似てますがペットフードとは違い、うさぎの主食は牧草なのです。あくまでペレットは、牧草では補うことができない栄養を補う補助食品なのです。主食の牧草だけではビタミンやミネラルが不足します。
ペレットは主食ではない
与えすぎはよくない
なぜペレットが必要なのか
完全に牧草だけでは栄養が偏る場合があり、ペレットで栄養を補うことで健康を維持しています。特に成長期などの多くの栄養が必要な時のサポートに役立ち、ペレットは食欲や体調管理の目安にもなります。
野生のうさぎは新鮮な野草のほかに、木の葉、樹皮などを多様に食べることで栄養を摂取しますが、室内飼いのうさぎさんに、それらを毎日食べさせることは不可能なので、ペレットで健康管理をしているということです。
牧草だけでは栄養が偏る
ペレットで必要な栄養を補給
ペレットは補助食品になる
与えすぎはよくない
ペレットは主食ではない理由

牧草との違い
牧草とペレットの違いは、ペレットは牧草に比べて繊維量が少ないです。なぜ繊維量が重要なのかうさぎの体について学ぶとより理解できます。ペレットは牧草に比べ咀嚼回数が少なくなるので歯の健康にも良くありません。
腸への刺激も弱いため健康的な腸を維持することが難しく、うさぎ本来の体の機能が発揮できないことにもつながります。
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ペレット中心の食事が招くリスク
ペレット中心の食事で招くリスクとして「肥満」「うっ滞(胃の不調)」「牧草を食べなくなる」など、さまざまな健康に関わる大きな要素になります。ペレットがなぜこのリスクに関わるのか、軽く説明します。
栄養価の高いペレットはたくさん食べることができず、ペレットを主食にすることで全体的な食べる量がかなり減ります。食べる量が減ることで正常に内臓が徐々に動かなくなり胃の不調(うっ滞)が起こし、食べれなくなることは命の危険につながります。なのでうさぎの主食は牧草である必要があるわけです。
ペレット中心は病気のリスク
最終的に内臓が働かなくなる
肥満になりやすい
うさぎさんにとってペレットは栄養価がとても高く、食べ過ぎにより「人間でいうカロリーオーバー」になります。運動不足も重なるとより肥満の危険が高くなります。肥満になることのリスクは人間と同じで、さまざまな健康リスクが伴い命に関わる要素になります。
うっ滞(胃の不調)になりやすい
「うっ滞」とはうさぎさんにとって命の危険があるとても危険な状態になることです。うさぎは正常に内臓を動かすために常に食べ続ける必要のある動物で、常にたくさんの量を食べるには牧草が最適であります。
牧草を食べなくなる
さらにペレットの与えすぎは牧草を食べなくなることもあるので、必ず適正量を守ることが大切です。たかがペレットの話ですが命に関わる重要な要素になるので与えすぎは要注意です。
ペレット中心は命の危険もある
適正量を守ることは健康管理になる
ペレットの与えすぎは
「うっ滞」につながる要素
うさぎのペレットの選び方

原材料でチェックするポイント
牧草のチェック項目として以下のことがあげられます。
牧草の種類で栄養価がかなり変わってきますので、主原料が「チモシー」か「アルファルファ」なのか確認しましょう。
商品の後側にある成分表の原材料名を確認し、割合も確認しましょう。ものによっては食欲増進などを目的として複数の牧草が配合されていたり、穀物や糖分も入れられていたりする場合もあるので、必ず確認して購入するようにしましょう。
必ず、穀物や糖分などが入っていない「チモシーだけ」の商品がおすすめです。病気の回復時や高齢うさぎさんなど特別な理由がある場合は話が変わってきますが、基本「チモシーだけ」のものを選びましょう。体調管理用・普段用と使い分けることも大切ですよ。
主原料が違うことを理解する
基本は「チモシー」主原料のもの
年齢・状態別の選び方
年齢別向けにペレットを紹介します。子うさぎ・成うさぎ・高齢うさぎ、年齢によってそれぞれ必要な栄養素が変わってきますので、適切なペレットを選ぶことが大切です。商品によって配合率が変わってくるので必ず確認するようにしましょう。
子うさぎ向けペレット(生後5ヶ月まで)
子うさぎ(生後5ヶ月まで)には、成長期にしっかり体を作れるように、必要な栄養が豊富な「アルファルファ」主原料のペレットがおすすめです。粗繊維が18%以上のペレットを選び、無着色、グルテンフリーなどを選ぶと良いでしょう。
この頃は牧草中心というよりペレット中心の食生活になります。1日に体重1kgあたり50gを目安に与え、しっかり体を作れるようにたくさん食べてもらいましょう。牧草はもちろん食べ放題にしておきましょう。
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成うさぎ向けペレット(生後6ヶ月以降)
成うさぎ(生後6ヶ月以降)には、体もだいぶ作られていますので、低カロリーな「チモシー」主原料のペレットがおすすめです。肥満と胃腸の健康(歯の健康も)をサポートするのが基本で、「アルファルファ」からの切り替えは徐々に体調を見ながら行いましょう。
この頃から基本チモシー(牧草)が主食になりますので、徐々に切り替えれるようにしましょう。ちゃんとペレットから牧草中心に切り替えれるようにペレットの量は特に気をつけましょう。
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高齢うさぎ向けペレット(5歳以上)
高齢うさぎ(5歳以上)には、基本「チモシー」主原料のペレットで大丈夫です。食欲低下や体重減少などが見られる場合は、病院の先生と相談しながらペレットの種類を変えましょう。嗜好性が高く食欲を増してくれる「アルファルファ」の割合が多いものなどを使い分けてあげましょう。
商品によって「シニア用」などと書かれたものもありますので年齢に合わせて変更してみましょう。ストレスが原因で食欲が低下することもありますので、生活環境も見直してみましょう。
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年齢別にペレットを選ぶこと
「チモシー」が基本になる
「アルファルファ」は子うさぎ
チモシー主原料が基本
年齢別で使い分けること
ペレットの正しい与え方

1日の適切なペレット量の目安
子うさぎ(生後5ヶ月まで)の場合は、1日あたり体重の5%が目安になり、まだまだ体が出来上がっていないので「アルファルファ」主原料でペレット多めになります。牧草はこの頃から食べ放題の環境を整えてたくさん食べてもいいんだよということを覚えさせましょう。
成うさぎ(生後6ヶ月以降)の場合、1日あたり体重の2.5%が目安になり、だいぶ体が出来上がっているので「チモシー」主原料のペレットに切り替えが必要になります。この頃から牧草中心になるのでペレットの適正量を必ず守りましょう。
高齢うさぎ(5歳以上)の場合は、1日あたり体重の1.5%が目安になり、高齢になるので食欲や体重が減少していきます。「シニア用」のペレットに切り替えることも大切で、高齢うさぎでは病気の予防がメインになってきます。
成うさぎ(生後6ヶ月)以降はペレットの与えすぎに注意しましょう。牧草中心でペレットは補助的な存在になります。ペレットは健康に直結する大切な要素になりますのでしっかり管理しましょう。
子うさぎ1日に体重の5%目安
成うさぎ1日に体重の2.5%目安
高齢うさぎ1日に体重の1.5%目安
与えるタイミングと工夫
ペレットを与えるタイミングとして、朝昼夕の2〜3回に分けて与えましょう。昼は難しいと思うので朝夕の2回でも問題ありません。決まった時間に決まった量を与え、牧草を食べた後にペレットを食べれると理想的です。
ペレットの与えすぎは牧草を食べなくなる原因の一つですので、しっかり適正量を守って与えてください。
年齢別にペレットの量は変わる
朝夕の2回に分けて与える
ペレットを食べない・食べすぎる場合の対処法

ペレットを食べないとき
ペレットを食べてくれないこともよくあります。新しいペレットに切り替えた時などはその傾向があり、今まで食べていたペレットと匂いが違うため、ご飯だと認識していない場合があります。
病気の予防のためにペレットを変えることはよくありますが、急な切り替えはやめましょう。前のペレットに少しずつ混ぜながら、徐々に慣らしていくことをおすすめします。
また、ご飯を食べないのが体調不良の場合は要注意です。いつも通りの生活のはずなのにペレットが減っていない場合は「うっ滞」を起こしている可能性が高いので病院に連れて行きましょう。命の危険があります。
少しずつ慣らしていくといい
食べない原因が不調の時は注意
ペレットを欲しがりすぎるとき
ペレットは牧草に比べて、嗜好性がとても高く食いつきがかなり良いです。それゆえにペレットの与えすぎは、牧草を食べなくなる理由なのです。ペレットを欲しがる姿はとても可愛く見えるので、ついついあげたくなりますがやめましょう。
食事のバランスを考えましょう。牧草の量と質を見直すことも有効です。チモシーに少しアルファルファを混ぜたりすると牧草を食べてくれやすくなります。あくまで主食はチモシー(牧草)ですので量は注意しましょう。
ペレットは嗜好性がかなり高い
牧草中心を保つことが重要
これからうさぎを迎える人へ

ペレットに頼りすぎない意識
うさぎは「食べる=健康」につながります。しかし、ペレットの食べ過ぎは健康を害します。なぜ牧草が中心なのかは十分理解できたと思いますので、牧草中心の基本はしっかり守りましょう。
牧草を食べるための工夫も考えてみましょう。チモシーにアルファルファを混ぜてみたり、時にはご褒美としておやつをあげるのも良いでしょう。健康に育つためにも正しい知識を学びましょう。
飼い主の知識でうさぎの健康が決まる
食事管理は愛情のひとつ
うさぎの健康を保つには、毎日の食事観察が大切です。食事量の変化は命の危険にもつながる大切な要素ですので、毎日の食事量を把握して、いつもより減っていなければ不調を疑いましょう。便の量や、行動変化も重要ですので小さな変化に気づけるようにしましょう。
正しい知識がうさぎの健康につながりますので、長生きできるようにしっかり学んでいきましょう。
ペレットに頼りすぎないこと
あなたの知識が寿命につながる
まとめ
ペレットは補助食品で主食はの牧草ということは理解できたと思います。与えすぎは病気や肥満につながる上に、とても健康によくありません。牧草を食べなくなる原因にもつながりますので、注意して与えるようにしましょう。
原材料・量・バランスが重要ですので、「チモシー」が主原料か、体重の○%を守ること、牧草とのバランスをしっかり守りましょう。正しいペレット管理が健康寿命を延ばすことになります。うさぎのためにも必ず管理しましょう。
飼い主の知識で健康寿命が決まる
正しい知識で元気に過ごせます
