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【ホーランドロップ】性格・特徴・飼い方を初心者向けに完全解説

ペットショップやSNSで見かける「垂れ耳のうさぎ」に一目惚れする人が多いですが、「可愛いけど飼いやすいの?」「初心者でも大丈夫?」という不安の声も耳にします。ホーランドロップは初心者に人気ですが、知っておくべき注意点も存在しますので、この記事でしっかり理解してお迎えするようにしましょう。

ごま先生

結論から伝えるぞ!!ホーランドロップは垂れ耳がと特徴的で、初心者にとても飼いやすい品種になるぞ。人懐っこい性格で、おっとりした子が多いが、垂れ耳がゆえに耳のトラブルが起きやすいんじゃな。日々のケアを忘れないようにするんじゃぞ。


ホーランドロップとは?基本情報を知ろう

ホーランドロップの特徴

ホーランドロップの特徴として、垂れ耳が最大の魅力だと思います。丸い顔でずんぐりとした体型も魅力的で、おっとりとした雰囲気で癒されます。体重は1.5〜2.5kgと、うさぎとして標準の大きさになります。

カラーバリエーションも豊富に存在し、好みの色を選べるのもポイントで、とても人懐っこい性格で、初心者でも飼いやすい品種になります。

原産国と品種の歴史

ホーランドロップはオランダ生まれで、フレンチロップという品種を小型化するために作られたうさぎです。垂れ耳でおっとりした性格なので世界的にも人気で、穏やかで甘えん坊な性格の子が多く、飼い主の後をついてくる姿も人気です。環境の変化にも比較的強いとされます。

ネザーランドドワーフとの違い

うさぎ界で一番人気のネザーランドとホーランドロップとの違いは、魅力的な垂れ耳愛嬌のある表情人懐っこい性格などがあげられます。ネザーランドの体重は800〜1200gと小さく、ホーランドロップの半分程度とかなり小型です。

性格も繊細で臆病なので正反対と言えます。小さくて丸いネザーランドか、ずんぐり体型でおっとりとしたホーランドロップか、あなたに合ったうさぎさんを選ぶことが大切ですよ。


ホーランドロップの性格と行動の特徴

一般的な性格の傾向

一般的にホーランドロップの性格は、穏やかでおっとりしていて、人懐っこい性格の子が多いです。甘えん坊で後ろをついてきたりする姿もとても可愛いです。部屋んぽしていると膝の上に乗ってきたり、なでてなでてと頭をぐいぐいさせてきます。

先ほども言いましたが、ネザーランドは逆に臆病なので、真逆になります。性格の面からもホーランドロップの方が初心者に向いていると言えます。

初心者が感じやすいギャップ

初めてうさぎをお迎えして感じるギャップとして、思ったより走り回るものをかじりまくる抱っこが苦手な子が多いです。性格には個体差が大きいため、一緒に暮らしてみて初めてわかることも多くあります。

紹介してきた点はあくまで一般的なホーランドロップであるので、意外と小さく育ったり、あまり懐いてくれないこともありますので注意が必要です。


ホーランドロップの飼い方と必要な準備

必須の飼育用品

うさぎを飼うのに必須アイテムとして、ケージ、トイレ、牧草入れ、水ボトル、温度計などがあります。特に温度計は必須級で、室温管理はしっかり行うようにしましょう。そのほかにかじり木やサークルなどもあれば理想的です。

うさぎは齧るのが仕事なのでかじり木がないと歯が伸び続けてしましますし、サークルをして遊ぶ場所を作ってあげることも重要です。

食事の基本

うさぎの主食は牧草(チモシー)です。ペレットは補助食品としての扱いになるので、与えすぎには注意しましょう。うさぎにとってペレットは栄養価が高く、肥満の原因にもなるので、1日に与える量として、成長期は体重の体重の3〜5%程度大人になるにつれ体重の1.5%に減らしていきましょう。

水分補給も大切で、体重1kgあたり1日50~100mlを目安に、毎日交換し新鮮な水を飲ませるようにしましょう。

飼育環境の整え方

室温もかなり重要で、22℃を基準に、最低でも20〜26℃の範囲で整えるようにしましょう。夏や冬はエアコンを付けっぱなしになるので電気代が高くなってしまいます。これは仕方ない出費ですので理解しましょう。

直射日光を避け、風通しのいい場所を選び、トイレを毎日掃除して清潔な環境を作ってあげましょう。


ホーランドロップの健康管理と注意点

かかりやすい病気

ホーランドロップは耳が垂れているため、耳のトラブルが多くなります。その構造上中耳炎外耳炎などの耳の病気にかかりやすい傾向があり、耳ダニ寄生のリスクもあります。

その他にロップイヤー特有の開張肢(かいちょうし)、うさぎ全般に起こりうる消化器系の病気(不正咬合、毛球症など)があり、定期的なケアが必要です。

毎日の健康チェック

毎日のチェックポイントは以下の通りです。

毎日のチェックポイント

  • 食欲、排泄、行動量
  • 体重管理の習慣
  • 定期的な爪切りとブラッシング

食欲はもちろんのこと、排泄、行動量など確認しましょう。1日食べないと危険サインです。下痢していたり、動かずじっとしている時なども注意です。うさぎは不調を隠す習性があるため、飼い主が気にかけるようにしてください。

長生きさせるためのポイント

長生きするためのポイントは、ストレスの少ない環境作りです。小柄な体格のため臆病な性格だったりするので、繊細で神経質な子です。なるべくストレスのない環境を作り、できれば毎日一緒に遊んであげましょう

定期的な健康診断も病気の早期発見にもつながるので、かかりつけの病院を見つけておきましょう。


ホーランドロップを迎える前に知っておくべきこと

初心者に向いている理由

ホーランドロップが初心者に向いている理由として、性格が穏やか慣れやすいこと、サイズが扱いやすいこと、家庭飼育に向いているなどの点からおすすめです。よく比べられるネザーランドは、ストレスにも敏感で飼育には少しコツが必要です。

その点ストレスにも比較的に強いホーランドロップは、初めてのうさぎさんにはピッタリだと思います。

お迎え先の選び方

いざうさぎをお迎えすることが決まったら場所選びです。一般的なのがペットショップだと思います。ホームセンターなどもにもうさぎさんはいますよね。

そのほかに、ブリーダーうさぎ専門店保健施設などあり、ブリーダーやうさぎ専門店は、適切に繁殖管理された個体になるので、血統書がついているケースが多いです。金額も幅があるためよく検討しましょう。

飼育にかかる費用と寿命

うさぎの寿命はだいたい7〜10年だということを理解しておきましょう。元気に過ごしてもらうにはどうするべきかしっかり話し合い、旅行などで家を空ける時などの場合も考えておきましょう。友人に見てもらう、ペットホテルを利用するなどいろんな方法があります。

忘れてはいけなのが毎月の費用です。どれくらいかかるのか、だいたい把握しておきましょう。ペレット、牧草、トイレ砂、病院代など意外とかかったりします。突発的な病気もあり得るのでしっかり話し合いましょう。


まとめ

ホーランドロップは垂れ耳おっとりとした性格が魅力的で、とても初心者に飼いやすい品種になります。ただ、垂れ耳の特性として、耳の病気になりやすいということも頭に入れておきましょう。正しい知識と対策を把握しておけば、慌てることなく対応できるので、お迎えする前にしっかり理解しておきましょう。

家族としてお迎えすると決まった時には、存分に愛を注いであげてください。うさぎがいるだけで家に帰るのが楽しくなりますよ。

ごま先生

いかがじゃったかの?ホーランドロップは垂れ耳がとても可愛いんじゃが、垂れ耳ならでは病気があることも理解しておくのじゃ。それらをひっくるめても可愛いが勝つから、お迎えが決まったらしっかり可愛がってほしんじゃ。

  • この記事を書いた人

ごま先生

うさぎ飼育歴10年以上の経験から
うさ好きを運営しているオーナーです。
毎日可愛いうさぎに癒されながら、
時には一緒に走り回りながら、
ブログ記事を執筆してます。

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