うさぎをお迎えするにあたって調べていると、「温度管理が大切」という言葉を目にすると思います。「なんで室温が大事なの？」「人が快適＝うさぎも快適？」などの疑問を解決いたします。
間違った温度管理が実は体調不良につながるということを理解しましょう。正しい知識を学んでうさぎさんの健康管理もできるようになりましょう。
結論から話すぞ！！
「人間が快適＝うさぎも快適」でなはいこと、快適温度は22℃、快適湿度は40〜60%なんじゃ。
室温管理で大切なことは「体感」ではなく「数字」で判断することじゃ。うさぎは体温調節が苦手な動物だから、気をつけるんじゃ。
記事目次
うさぎが快適に過ごせる温度と湿度の目安
理想的な温度帯
結論から話すと、うさぎさんにとっての適温は22℃になり、28℃以上になると危険性が高まります。
室温の目安として19〜25℃で、うさぎさんは暑さ・寒さに弱いため注意が必要な動物で、小さな温度変化でも体調を崩しやすいです。日中と夜間の温度差に配慮した環境を整えてあげることが大切になります。
温度計は必ず設置するようにしてくださいね。
うさぎさんの快適温度：19〜25℃、28℃以上はNG
適切な湿度の範囲
湿度にも注意が必要で、快適湿度は40〜60%になり、湿度70%を超えると不調が現れることがあります。
特に梅雨のジメジメした季節は要注意で、湿度が高すぎると、「皮膚病」「呼吸器系の病気」「熱中症のリスク」が高まるため、こまめなブラッシングやケージ内の掃除で清潔な環境を保てるよう対策をしましょう。
逆に乾燥しすぎも呼吸器系や皮膚に負担がかかるので快適な湿度を保ちましょう。
湿度計もできれば設置するといいですよ。
うさぎさんの快適湿度：40〜60%、70%以上はNG
快適温度は22℃で、28℃以上は危険サインじゃ。
快適湿度は40〜60%で70%以上は不調が起こるんじゃな。
小さな温度変化でも敏感に反応してしまうから、安定した環境作りが大切なんじゃな。
なぜうさぎは温度管理が重要なのか
うさぎの体の特徴
知らない人も多いですが、うさぎは汗腺がないため汗をかいて体温調節ができません。その代わりに特徴的な大きな耳の血管で体温調節をしています。
全身が毛で覆われている上に、耳だけでしか体温調節ができないため、とても温度管理が重要ということなのです。
「人間が快適＝うさぎも快適」ではないことをしっかり理解しましょう。
温度・湿度の乱れで起こるトラブル
温度・湿度の乱れで起こるトラブルとして、「食欲不振」「呼吸が荒くなる」「胃腸のトラブル」があげられます。
うさぎは常に牧草を食べて内臓を動かさないといけない動物で、うさぎの食欲不振は命の危険に直結するくらい危ないサインになります。1日食べないとかなり危ないので、早めに病院に連れていきましょう。
うさぎは汗をかけないから体温調節が苦手なんじゃな。
「人間が快適＝うさぎも快適」ではないことを理解するのじゃ。うさぎの食欲不振は要注意じゃぞ。
季節別｜うさぎの温度・湿度管理のポイント
夏の暑さ対策
暑さ対策として有効なのがエアコンです。夏や冬は必須になるので電気代が気になりますがつけっぱなしがいいでしょう。直風は避けるようにケージの位置を工夫したり、風向を調整しましょう。
保冷グッズも有効で鉄板プレートなどのグッズもおすすめです。梅雨の時期には除湿を行うことも大切ですよ。
冬の寒さ対策
寒さ対策でもエアコンが効果的です。石油ストーブを使っているご家庭もあると思いますが、換気が必要であったり、ガスなどの不安要素が多いのであまりおすすめではありません。
特にガスは下に溜まっていくので、うさぎさんにとってはかなり危険です。換気することにより一時的に急激に温度が下がることもデメリットです。
保温グッズとしてペットヒーターもおすすめです。電源ケーブルがしっかり保護されているものを選び、エアコンと併用で快適に過ごせるでしょう。
暖房機器の取り扱いには十分に注意してください。
取扱説明書をよく読んで、正しく使用しましょう。
梅雨・湿度が高い時期の注意
うさぎさんにとっても人間にとっても梅雨の時期は嫌いですよね。高温多湿になりダニやカビが増える時期でもあるので注意が必要です。除湿器やエアコンを活用して温度・湿度管理を行い、サーキュレーターで部屋の通気性もよくしましょう。
うさぎにとってエアコンはとても重要なんじゃな。
石油ストーブはあまりおすすめではないな。
少しでも不安要素をなくして、安心して過ごせるようにするんじゃ。
室温管理で初心者がやりがちな失敗
人の感覚だけで判断する
先ほどからお伝えしていますが「人間が快適＝うさぎも快適」ではありません。うさぎと人間の快適温度は違いますし、体温調節機能も全く違います。これくらい大丈夫と軽くみないようにしましょう。
室温計・湿度計を必ず設置して温度管理を数字で管理することを行なってください。飼い主の体感ではなく数字で見える化していると管理しやすいです。うさぎの不調に早く気付けるように正しい知識を学んでいきましょう。
「体感」ではなく「数字」で管理すること
ケージ内と部屋全体の温度差
「エアコンでしっかり温度・湿度管理はやってます」というお家でも、部屋は快適でもケージは快適ではなかったということもあります。
暖かい空気は上に溜まり、冷たい空気は下に溜まります。温度計の設置場所によっては数字が参考にならない場合もあるので、必ずケージの近く、またはケージに取り付けるようにしてください。
特に冬の床は思っているより冷たくなってます。ケージの設置場所によっても冷えやすい場所もありますので、温度が安定している場所を選ぶようにしてください。
人間のなんとなくの体感よりも、
温度計などの数値の方がはるかに正確で管理しやすいぞ。
「管理しているつもり」が一番危ないんじゃな。
温度・湿度管理に役立つ便利アイテム
温湿度計の設置
温度計・湿度計をケージの近くに設置することの大切さは先ほどお話ししました。
場所によって温度が変わる場合も多いです。特に隙間風が通っているところにケージを設置しないようにしましょう。扉の横や窓付近では風が通りやすく温度が安定しにくいので注意しましょう。
温度計と湿度計をダブルセンサーで同時に測定できる多機能温度計がおすすめです。中にはメモリー機能付き商品もあり、最高・最低温度を一目でわかりやすく便利です。電源コードタイプと乾電池タイプの２種類があるので、電源コードが気になる方は乾電池タイプ、電池切れが心配な方はコードタイプを選択しましょう。
エアコン・除湿器・加湿器の活用
エアコンや除湿機・加湿器の活用は快適な空間作りにはとてもおすすめですが、併用する時注意が必要な場合もあります。例えば、エアコンの除湿機能を使っているのに、良かれと思って追加で除湿機を使ったりすると、空気が乾燥しすぎてしまう可能性があります。
特に長時間家を空けたり、留守中である場合など、すぐに対応できない場合は要注意です。加湿・除湿しすぎてしまうと逆効果になりますので、適度な使用をおすすめします。
温度計の設置場所はケージの近くかケージに直接取り付けるかじゃ。
加湿・除湿もとても大切じゃが、やり過ぎには注意じゃぞ。梅雨の時期は特に注意するんじゃ。
異変に気づくためのチェックポイント
暑さ・寒さのサイン
暑さ・寒さ対策をしっかりしていても体調が悪くなることももちろんあります。ぐったりしている、呼吸が荒い、食欲がないなど小さな変化でも気付いてあげてください。そのためにも日頃からスキンシップを取ったり日記を書くなどしてメモしておくことも大切です。
どの季節に、どれくらいの気温の時に、何に不調が起きたのか、気になった点をなんでもいいのでメモしておくだけでも不調の傾向を読み取れます。耳で体温調節をしているので耳を触ってみることも体調管理には有効です。
メモや日記で記録に残しておくことで治療にも役立つかもしれない。
病院の先生も診断しやすいからとてもおすすめ。
すぐに対応すべき状況
危険な状態も知っておきましょう。食欲が全くない、排便していない、よだれが出ている時などは危険なサインです。胃腸や歯の不調、脳炎、中毒など命に関わる緊急性のある症状ですのですぐに病院に行きましょう。
日常から注意すべきポイントとして、以下の項目があります。
うさぎさんは胃腸の不調になりやすいので、歯の健康や、食欲が不調に直結します。歯のトラブルはかじり木や牧草で対応できますし、食欲も毎日みていればすぐに判断できます。朝あげたご飯が少しでも残っていたら注意して観察しましょう。
日頃からのスキンシップで不調を見抜くんじゃ。
不調を気付ける工夫としてメモしておくか日記を書くことがおすすめじゃな。
どの季節に、どんな気温で、天気は、など小さな変化も記録するんじゃ。
記録しておけば、定期検診の時に先生に相談しやすいし治療の役にも立つかもなんじゃ。
まとめ
うさぎの快適な環境は、温度が22℃、湿度が40~60%が目安です。温度28℃以上はNG、湿度70%以上もNG、エアコン必須でしたね。季節ごとの対策がうさぎの健康を守りますので、日々気にして生活してみましょう。
人間よりも小さな温度変化に敏感なので、なんとなくの体感ではなく数値で管理すること、正しい温度・湿度管理がうさぎの命を守る大切な要素になることを理解しておきましょう。
いかがじゃったかの？
うさぎはとても繊細で敏感な動物なんじゃな。
体温調節がかなり苦手だから体感ではなく、温度計などで数字で判断し温度・湿度を管理するんじゃ。
