うさぎさんをお迎えすることが決まったら、まずケージを購入することになります。ペットショップにたくさん並ぶケージですが、どれを選んだらいいのかわかりませんよね。
「小さくていいの？」「安くても大丈夫？」などの素朴な疑問を解説します。ケージの選び方がうさぎの健康や寿命にもつながる大切な要素になりますので、しっかり理解しましょう。
結論から話すぞ！！
うさぎさんのケージはできれば大きいサイズを選ぶんじゃ。間違ったケージを選ぶことでストレスが溜まったり掃除のしやすさにも影響が出てくるぞ。
買い替えるのも一つの解決策じゃ。よく検討してケージを選ぶんじゃぞ。
記事目次
うさぎにとってケージはどんな存在？
ケージ＝うさぎの「安心できる家」
ケージはうさぎさんの安心できるお家だと考えましょう。生涯をそのケージの中で過ごすわけになりますので、常に落ち着ける場所として整えてあげることが大切です。
たまに開けっぱなしの放し飼いをしている方を見かけますが、うさぎにとって必ずしもいいというわけではありません。
家の玄関を開けっぱなしで生活するのは心配ですよね？鍵をかけて誰も入ってこれないようにしておいた方が安心するように、うさぎさんにとっても開けっぱなしは嫌だと感じる子もいることは理解しておきましょう。
間違ったケージ選びが招くトラブル
間違ったケージを選ぶことによってのトラブルを紹介します。よくある失敗として、うさぎが大きくなったからケージが狭くなることです。それによりストレスが溜まりやすくなったりします。
初心者が知っておくべきケージ選びの基本
ケージの適切なサイズ
ケージのサイズは「幅60〜80cm」が主流です。適切なケージサイズはうさぎさんの大きさによって異なり、将来の体格や日々の活動量をふまえて選ぶ必要があります。毎日外で遊ばせる予定の場合は60サイズでも問題ないと思いますが、毎日は遊ばせる時間が取れない場合などは80サイズが好しいでしょう。
基本、80サイズを選んでおけば問題ないですが、費用の面や家の広さも関係しますので良く検討しましょう。
ケージの高さと形状
最低限、うさぎが立ち上がれる高さを確保することが大切です。さすがにそんなケージを選ぶことはないと思いますが、大きく成長してしまうこともありますので、成長後の大きさをある程度把握しておきましょう。
掃除のしやすさや抱っこしやすい構造なのも重要で、下を開けて掃除ができるものや上開きで抱っこしやすいものはストレスになりにくいです。うさぎは基本抱っこを嫌がるので、外に出した状態で抱っこはほぼ不可能です。逃げます。
病院に連れて行くときはケージに入れ、中から抱っこしておでかけバックに入れることになります。
床の素材（金網・プラスチック）
床材もかなり重要で、「金網タイプ」と「プラスチックタイプ」があります。詳しくは下で説明しますが、掃除のしやすさの観点から金網タイプがおすすめです。
うさぎさんが子供の頃は足が引っかかる可能性があるため、すのこやマットなどで穴を小さくしてあげる必要があります。ミニレッキスなど足裏の負担を減らしたいなどの理由などもあるので、うさぎさんによってタイプを考えてみましょう。
うさぎのケージの種類とそれぞれの特徴
金網タイプ
金網タイプは足裏に負担がありますが、とても掃除がしやすいです。ケージに中にトイレは設置しますがトイレにしない子もいます。(トイレ砂を嫌がる子もいます)
金網タイプだと下に落ちやすいので掃除しやすいです。丈夫で通気性もいいので熱がこもりにくいのが特徴です。ただ音や冷たさへの配慮が必要なのですのこやマットを使用する方も多いです。
プラスチックタイプ
プラスチックタイプは足に優しいですが、おしっこが足裏に付き汚れます。
金網と比べて下穴が小さいことが多いので、おしっこが残り足裏によくつきます。その状態で外に出すともちろん床も汚れます。不衛生になる場合が多くなるので個人的にはおすすめしません。
高齢になるとプラスチックタイプの方がが引っ掛かりにくいのでいいですが、すのこなどで対応できるので目的によって選びましょう。
サークル併用・広めレイアウト
運動スペースを確保しストレスが溜まらないように定期的に遊ばせることも大切で、サークル選びも重要になってきます。
ケージは大きめがおすすめだと話しましたが、サークルも大きめの方がもちろんいいです。最低でも1畳、できれば2〜5畳、6畳あれば最高です。
1〜2畳あたりまではサークルで対応し、それ以上はサークルよりも壁などをかじらないように対応すれば問題ありません。我が家では滑らないようにタイルカーペットを敷き、ケーブル類を隠し、壁や角を補強して5畳くらいで遊ばせています。
元気に走り回れるくらいのスペースを確保し滑らないように床材にもこだわってあげましょう。運動は病気の予防にもつながるのでできれば毎日遊ばせてあげましょう。
初心者がやりがちなケージ選びの失敗例
見た目や価格だけで選ぶ
初心者でありがちな失敗として、価格と見た目で選んでしまうことです。小さくて可愛いデザインのケージに惹かれて買ったものの、ケージが小さくなって結局買い替えるなんてことがあります。我が家もそうでした。よく調べず、たまたま売ってあった60サイズを買いましたが、結局80サイズに買い替えました。
安価な商品にも注意です。初期費用を抑えたい気持ちはとても分かりますが、高い商品には理由があるものです。商品によっては掃除がしにくい構造になっていたり、下に滑車がなく動かせなかったりします。ケージはうさぎさんの家で長く使うものになるので、よく考えて購入するようにしましょう。
成長を考えないサイズ選び
子うさぎ時代だけで判断せず、絶対に大きくなることを覚えておきましょう。品種によって成長後のサイズはだいたい把握できますので、お迎えしたうさぎさんの種類を調べて大きさを把握しておきましょう。
「ミニうさぎ」をお迎えしたら、全然「ミニ」ではなかったことはよくあります。初期費用が気になることもわかりますが、抑えすぎないようにしましょう。
掃除のしやすさを軽視する
先ほどからお伝えしているように、トイレ掃除のしやすさはかなり重要です。うさぎはきれい好きなので清潔な環境を整えてあげる必要があり、毎日掃除することになります。
掃除のたびにストレスになっていては、毎日掃除することが面倒になってしまいます。掃除のしやすさはケージの構造が関わってきますので、よく検討して購入してください。ポイントは上開きできること、下からも掃除できることです。
ケージと一緒に考えたい設置場所と環境
ケージの置き場所のポイント
ケージの設置場所として、直射日光やエアコンの風が当たるのを避け、窓の近くや冷えやすい場所でなく、温度が安定していて、安心してリラックスできるような場所にしましょう。
飼い主と目が合いやすい場所にするのもポイントで、場所が決まらない時は模様替えしてみるのもいいでしょう。
ケージ内レイアウトの基本
ケージの中に置くものは最小限にし、できるだけスペースを確保しましょう。トイレ、ご飯皿、牧草入れ、水ボトル、かじり木くらいでいいでしょう。エアコンと併用して鉄板プレートやペットヒーターを置くのもいいです。
うさぎさんのためとあれこれ置きたくなる気持ちも分かりますが、落ち着ける空間作りが大切です。足の負担を軽減する目的でマットやすのこもおすすめですよ。
まとめ
ケージはうさぎの生活の中心となる大切な場所になりますので、うさぎの目線になってよく検討することをおすすめします。個人的に抑えておきたいチェックポイントは以下の通りです。
「広くて、安全で、掃除しやすい」ことが基本になりますので、参考にしてみてください。正しいケージ選びは、「うさぎさんの幸せと健康的な暮らし」に直結します。初期費用を抑えたい気持ちも分かりますが、うさぎさん第一で考えてあげてください。
いかがじゃったかの？ケージはうさぎさんにとって安心できる家なんじゃ。
安いからと小さいサイズを選んだり、掃除しにくいケージを選んでしまわないように注意じゃな。
どうせ途中で買い替えるくらいなら、最初からいいケージを買っておいた方が、飼い主もうさぎさんもハッピーじゃ。
