うさぎは何年生きるのか?そんな素朴な疑問に対して詳しく解説していきます。寿命を知ることはウサギを飼う上で重要なポイントでもありますので、長く生きてもらうためにも知っておきましょう。この記事を読めば寿命についてはもちろん、健康管理も分かりますので、長生きするコツが掴めるかもしれません。
結論から話すぞ。うさぎの寿命は7〜10年くらいなんじゃ。13歳なんて子もいるくらい意外と幅広いんじゃよ。第一に考えて欲しいのはストレスの少ない環境作りじゃ
記事目次
うさぎの平均寿命はどれくらい?基本知識

うさぎの平均寿命の目安(ペットと野生の違い)
結論から話しますが、ウサギの寿命は7〜10年くらいです。野生のうさぎは捕食や環境要因の影響が大きく、3〜5年と短いですが、家うさぎは飼い主が管理できるので長く生きられることが多いです。
最近のペット医療や飼育環境は向上しているため、長寿化しているのも事実です。年齢別のペレットはもちろんありますし、牧草もあるんですよ。
種類(品種)による寿命の違い
うさぎ界で人気のネザーランドドワーフなどは比較的長寿傾向にあります。逆に大型種はやや寿命が短い傾向があるようです。雑種は個体差が激しく、持病の関係もあるため正確な寿命は把握しにくいですが、だいたい7〜10年くらいだと把握しておきましょう。
うさぎの寿命が伸びている理由

室内飼育が増えたことによる安全性
室内飼育で寿命が延びる一番大きい影響としてストレスが減るということです。基本的にエアコンがついていますし、雨に打たれることもありません。外敵もいないので気を張ることも少ないので、のびのび暮らせます。ご飯の管理も重要になってきますね。生活環境が安定することで寿命が延びる理由です。
フード・牧草の質の向上
最近ではうさぎ専用のペレットなんかもすごいことになってます。そもそも病気になる前にをケアできるような成分が配合されていたり、グルテンフリーのペレットがあったりと、うさぎ界も健康志向になりつつあります。
年齢別に必要な栄養も変わってくるため、それぞれの年齢に合わせたペレットや牧草もあり、ウサギが長生きできるような環境が日々進化してます。
獣医療の発展
近年ではうさぎが診れる病院も増えてきていることも長生きできる要因です。ウサギを診てくれる病院はあまり多くなかった印象ですが、ウサギを飼う人が増えていったことで診てくれる病院も増えていっています。
病院が増えることで定期検診や病気の早期発見が可能になり、ウサギの健康にも大きく影響を与えています。
うさぎを長生きさせるために必要なこと

適切な食事管理(胃腸トラブルを防ぐ)
ウサギの主食は牧草です。牧草を食べることで内臓が健康的に働きます。あくまでペレットは補助食品ですので、あげすぎには注意が必要です。ペレットの適正量として体重の○%程度と決められています。子供の頃は3〜5%、大人になるにつれ2.5%〜3.5%程度と減っていきます。
それはペレットはうさぎにとって栄養価が高いため、あげすぎは良くないからです。水分補給も大切で、体重1kgあたり1日約50~100ml(または体重の約10%)が目安です。新鮮な水を飲んでもらうために毎日変えましょう。
うさぎがご飯を食べていない時は緊急サインになります。特に24時間食べない時は危険なサインです。主な原因は不正咬合(歯の問題)や胃腸うっ滞(ガスや毛玉が溜まる)、ストレス(環境変化、換毛期)などで、放っておくと命に関わるため、すぐに動物病院を受診しましょう。
過ごしやすい環境づくり
室温は20℃〜26℃をキープし、ケージは清潔にし、ストレスを溜めない工夫をしましょう。うさぎはキレイ好きで知られているように毛繕いを頻繁にします。抜け毛の季節などはブラッシングを行い、毛を飲み込まないようにするなど工夫が必要です。
うっ滞(ガスや毛玉が溜まる)により食べないこともあるので注意しましょう。かじり木などでストレス発散させてあげのもおすすめ。うさぎはかじるのが仕事なので不正咬合(歯の問題)にならないためにもかじり木も置いてあげましょう。
毎日の健康チェック
毎日の健康チェックとして以下の項目を確認しておきましょう。特にうんちの状態、食欲は注意してください。うんちがつながって出ている場合は毛を多く飲み込んでおり、うっ滞(ガスや毛玉が溜まる)に直結します。食欲にもつながる重要なチェック項目ですので注意しましょう。
高齢期のうさぎに見られる変化とケア方法

シニア期のサイン
年齢を重ねるにつれ、活動の変化や毛並みがごわついてきたりと日々変化していきます。少しずつ食事量も減るため爪や歯が伸びやすくなります。その影響で体重の増減が激しくなることもしばしば。小さなサインも無視しないようにしましょう。
シニアうさぎの食事と生活環境
シニアうさぎには消化のいいものを中心に食事管理してあげましょう。足腰も弱くなるため転んだり滑ったりしやすくなります。床材を滑らないものに変えたり、段差をなくし負担の少ない生活動線を作ってあげましょう。
動物病院との付き合い方
シニアに限ったことではありませんが、定期検診も重要です。年に1〜2回は定期検診に行き、病気の早期発見や不調がないか先生に報告しましょう。体調が変わったなと気付いた時は早めに受診しましょう。
うさぎの寿命を縮めてしまうNG行動

食事の偏り
ペレットのあげすぎは健康にも良くないことはお話ししました。成長期では問題ないかもしれませんが、大人になるにつれ必ず支障が出てきます。盲腸便が増えたり、肥満になったり、高齢になればリスクになりますので、牧草中心でペレットは補助的にあげましょう。
おやつのあげすぎも注意です。糖質が多い場合があるためフルーツなんかも注意が必要です。
温度管理の軽視
うさぎも人間も同じで、夏には熱中症、冬には低体温が心配になります。夏は室温が22℃程度になるようにエアコンを設定してあげましょう。冬も室温は22℃程度が目安で、耳が冷たくなる時は室温が低いです。室温が気になった時は耳を触ってみてください。
エアコンによる急激な温度変化も注意しましょう。うさぎも人間も同じで、急激な温度の変化は体調を崩します。22℃を目安に室温を安定させると良いでしょう。
ストレスを与える行動
無理に抱っこしたり、大きな音で驚かせたり、急な環境変化も敏感に反応します。生活リズムの不安定さも健康を害するので、毎日同じ時間にご飯をあげたり、運動させたりしましょう。個人的な感想ですが、環境変化は特に注意が必要です。
以前引越しした時に、ご飯を食べなくなったことがありました。できるだけストレスをかけないように普段から心がけましょう。
まとめ
ウサギの寿命は7〜10年ということがわかりましたよね?ストレスに敏感に反応する動物ですので日々の変化を見落とさないようにしましょう。食事・環境・健康管理が長寿の鍵です。高齢期の変化を理解し、年齢にあったケアが重要です。
うさぎさんをお迎えしたその日から「最後まで責任を持つ」意識で、大切な家族としてたくさんの思い出を作ってあげてください。
長生きできるかどうかは、人間もうさぎもストレス次第ってことじゃな。たくさん可愛がってあげてほしいんじゃ。