うさぎをお迎えする前に知っておきたいことをまとめたぞ
参考にしてお迎えするんじゃ
記事目次
うさぎってどんな動物?まずは基本を知ろう

うさぎの性格と生活リズム
うさぎは朝夕に活発的に活動する「薄明薄暮性」の動物です。おとなしいイメージですが実はとても活発的で、1〜3時間走り回れるほど体力もあります。最高時速は50km以上でかなり早く走ることもできます。品種によっては80kmで走れる品種もいるのです。
これは、天敵から逃げるための能力であり、常にその速度で走り続けるわけではありません。個体差が大きく、甘えん坊な性格の子もいれば、とても警戒心が高く、なかなか懐いてくれない子もいます。
うさぎの種類(初心者向けのおすすめ)
うさぎ界で一番人気は、なんと言ってもネザーランドドワーフです。まるでぬいぐるみのようなで小さい体で、耳も小さく、とても可愛い品種です。その次に人気なのがホーランドロップで垂れ耳が特徴的です。
ホーランドロップはとても懐きやすい性格で有名で、落ち着いた子が多いです。一般的なペットショップに必ずいるミニうさぎも人気です。雑種にあたるため大きく成長する子もいれば、小さい子もいるのが特徴です。性格も個体差が大きく、飼ってみないとわからない部分も多い品種です。
初めてのうさぎ飼育に必要な準備

最低限そろえるべき飼育グッズ
最低限揃えるべきアイテムはこちらです。あった方がいいアイテムもお教えします。初期費用として大体1〜3万円ていどかかります。定期的な爪切りや健康チェックも必要なので、病院に連れていくためにキャリーケースはあった方がいいです。
うさぎが安心して暮らせる環境作り
うさぎが快適に過ごせる室温はだいたい22℃と言われています。春や秋などは大丈夫ですが、夏や冬の時期はエアコン必須になります。
夏は特に注意が必要で、毛で覆われてるため、人間が思っているより暑いです。うさぎ暑さに弱いため特に注意しましょう。冬は目安として耳を触ってみて冷たいと感じる場合は低いです。必ずエアコンを使用して体調を崩さないように配慮してあげましょう。
直射日光を避け、騒音にも気を付けましょう。窓の近くやテレビの近くにするのではなく、落ち着ける場所にしましょう。毎日運動させることも大事なので、床材にも気を付けたいです。滑らないタイルカーペットなどがおすすめで、けが防止にもなるのでいいです。電源コードにも注意しましょう。必ず齧ります。隠すか、届かないようにしましょう。
うさぎの飼い方|毎日の基本のお世話

食事(牧草・水・ペレットのバランス)
うさぎは常に牧草を食べるため、牧草の補充は必ず忘れないようにしましょう。消化管が常に動き続ける動物で、一生伸び続ける歯を削るためにも牧草を食べています。いつでも食べられるように多めに入れましょう。
意外と知られていませんが、うさぎの主食はペレットではなく牧草です。ペレットは補助食品の扱いなのでペレットのあげすぎにも注意しましょう。(ペレットは栄養価が高すぎますので牧草で調整しましょう)朝夕の2回が基本で、年齢によってあげる量が変わってきます。
子供の場合は1日で体重の3〜5%が目安で、大人になると1.5〜2.5%が目安です。水はボトル・お皿どちらでも良いですが、おすすめはお皿です。ボトルでは上を見上げて飲む体制になるので、鼻に入りくしゃみをする子もいます。そもそも自然界では下を向いて飲むのが当たり前なので、お皿の方が飲みやすいはずです。
運動とコミュニケーション
うさぎが安心して遊べる環境作りが大切です。元気に走り回れるように床材を滑りにくいものにすることが重要で、爪が伸びているとけがすることもあるので床材にはこだわってあげましょう。
1日の運動は1〜2時間の部屋んぽが理想で、無理に抱っこしたり、捕まえないようにしてください。足元についてくる子もいますので、歩く際は気を付けましょう。興奮すると高飛びします。運動会も始めるので一緒に遊んであげましょう。
トイレやケージの掃除
トイレは毎日掃除し、清潔な環境を保つことも大切です。病気予防につながるので、掃除は徹底しましょう。うんちの状態も気にかけてください。盲腸便が落ちていたりするとお腹の調子が悪かったりするので、毎日のスキンシップが大切です。
うさぎの健康管理と気をつけたい病気

日常で気づける健康サイン
日常で気をつけることは、食欲や排泄、行動量の変化です。牧草やペレットの量は必ず毎日確認しましょう。食欲がない時はお腹の調子が悪かったり、ガスが溜まってる可能性もあります。
1日食べていない場合は緊急性が高いです。早めに病院に連れて行って、適切な処置をしましょう。他にも、涙目になっていないか、目ヤニはどうか、下痢してないかなど、見るべきところはたくさんありますが、何かいつもと違うなと感じた時は注意して観察しましょう。
代表的な病気と予防策
代表的な病気として、不正咬合、胃腸うっ滞、子宮疾患、皮膚病があります。簡単に説明すると、歯が伸びすぎている、お腹にガスが溜まっている、子宮に腫瘍ができている、毛が抜けているなどです。
うさぎは体調を隠す習性があるため、飼い主が注意して見てあげる必要があります。鳴くこともできないので日頃のスキンシップがとても重要です。
動物病院の選び方
うさぎを診てくれる病院は少ないです。とても繊細な動物で体調もすぐに変わるので、かかりつけ病院は決めておきましょう。緊急時の連絡先も調べておいて慌てないように心がけてください。爪切りやブラッシングなどは、意外とペットショップでもやってることもあるので、チェックして見てください。
うさぎを飼う前に知っておきたいこと

うさぎにかかる費用
初期費用として1〜3万円程度かかります。毎月の食費や医療費などもかかってきますので、予め計算しておきましょう。万が一病気になった時は保険適用外なので高額になりやすいです。うさぎのペット保険なんかもありますので検討してみてください。
うさぎの寿命と最後まで飼う責任
うさぎの平均寿命は7〜10年と言われています。13歳になる子もいるので、なるべくストレスのかからない飼育環境を整えてあげることが大切です。高齢になればなるほど病気のリスクも上がってきます。
若い頃にはできたことができなくなることももちろんあります。5歳を超えたあたりから変化が現れやすいので注意して見てあげてください。
初心者が失敗しやすいポイント
私も初めてうさぎさんをお迎えして失敗したなと思うこともたくさんありました。
温度管理を軽視する
実家でもうさぎを飼っており、外飼いだったためエアコンもありません。初めてうさぎをお迎えした時は室温はあまり気にしていませんでしたが、重要性を理解した時はとても後悔。人間でもしんどい季節なのにほんとに申し訳なかったです。
無理に抱っこしたがる
どうしても抱っこしたくて何度も挑戦していましたが、本当に嫌がってるのを理解しましょう。そもそもうさぎは狩られる側なので高いところに対して恐怖を感じます。抱っこできるのが稀です。小さいころから練習している子しか抱っこできません。諦めていっぱい撫でてあげましょう。
ペレットのあげすぎ
ペレットは補助食品です。主食は牧草です。栄養価の高いペレットばかり食べているとシンプルに太ります。健康にも良くないですのでしっかり管理しましょう。
コードを齧られる
部屋んぽしてる時に何本ケーブルを噛まれたか覚えていません。高価なテレビのケーブルも噛まれました。痛い出費です。うさぎは齧ることが仕事です。噛むなというのが無理な話です。噛まれないような対策をして、お互いストレスのないように心がけてください。
まとめ
うさぎはとても可愛くて、見てるだけで癒されます。つまらない生活が一気に華やかになるなんてことも普通にありますし、毎日が楽しく感じる時もあります。うさぎさんをお迎えする前に、しっかりうさぎについて理解し、後悔するなんてことがないようにしましょう。
うさぎはとても繊細な動物じゃ
体調を隠す習性もあるから、気にかけるようにするんじゃぞ